68歳の父も大分体にガタがきて、最近では実家で酸素吸入器が欠かせなくなってきたようだ。
話するのも苦しいとのこと。

父のことを知る人にそんな話をすると、
「お父さんには本当にお世話になった、素晴らしい人だった」
と言ってくれる。

父の人望は本当にすごい。
話好きで話は長いけれど、懐の深さとか男らしさとか、父を悪く言う人はいない。

父の会社を私が立て直す時、父を助けたいという周りの人の助けが大きな力になった。

中卒の父は、お前は大学だけは行けと言って、自分を大学に行かせてくれた。
小さい頃貧乏だった父は、お前にはお金で苦労させないと、好きなことをさせてくれた。

家訓であり、父の会社の経営理念は
「はい、いいえ、素直。
たとえ利益を失おうとも信頼失うなかれ」

昔からよく言われていたのは、
・男は強くなきゃいけない
・強きをくじき弱きを助けるような、優しい男でなきゃいけない

サッカーの試合で点を取ったり優勝すると、周りに自慢する父だった。
マラソンで一位になったことが嬉しかったと、何年経っても周りに自慢しているらしかった。

俺の息子は凄いんだって言ってくれる父が昔は少し嫌だったけど、
父が好きなことをさせてくれたおかげで、今の自分があるのは間違いない。

まちいろでは、まだまだ父に自慢させられるような結果を出せていない。

残り時間が少ない。
最近仕事を通じて父のお世話になったという会社からのご縁もいただいた。

父の人生の最後に自慢できるような結果を出したい。

それが父への何よりの恩返し。

そんな父が大好きだった本「竜馬がゆく」

初心に返るため、また読み返そう。