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代表メッセージ

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2011年3月。東日本大震災がきっかけで、父の会社が大きく傾きました。

当時私は株式会社エイトレッドのプロダクト開発責任者として、ワークフローパッケージの製品開発を行っておりました。
最高の開発メンバーとともに、世界に通用するプロダクトに成長させるという夢を持って仕事に打ち込んでいました。

企画・開発したX-pointは国内シェアNo.1となり、その後に開発したAgileWorksも大手グローバル企業に続々と導入されるプロダクトへと成長。生みの苦しみと、その先にある広がり、作ったモノが使われて、社会に貢献していける実感は、仕事を超えてもはや私の中でのライフワークに近いモノとなり、次から次へとアイデアや提案、開発メンバー間での本質的な論議に花が咲く日々でした。

仕事=趣味のそんな状態だったため、それまで父の会社を継ぐつもりはありませんでしたが、小さい頃から好きなことをさせてくれた父がピンチの時に、人生一度位は親孝行しようという気持ちから、エイトレッドでの製品開発の夢を諦め、父の会社を継ぐことにしました。私は小さい頃からプロを目指してサッカーをしていて大学までサッカーばかりをさせて頂いたり、社会人になってからも仕事を好きになり、好きなことで仕事してこれたのも、すべて父が私の個性を大切にする育て方をしてくれた賜物でした。

継いだ会社は、田舎町にある40名ほどの零細企業。
地元社員を中心とする地域に根ざした会社でした。
経理面は火の車ながら、働く社員のモチベーションは高く、地域の行政・病院・他企業とのつながりが深い優しい風土の会社でした。

スピード重視のIT企業では感じた事がない人間らしい商売と、人間らしい触れ合いがある職場で、ランチでは食堂で手作りうどんを楽しむ家族的会社でした。

小さな会社ながらも、社長として、沢山のことを学ぶことができました。
経営面での苦労が耐えなかったことも今思えばものすごい貴重な経験値になったと思います。
苦しい時でも人を信頼して、人を人として大切にするスタンスは父から受け継いだ大切なマインドでした。

倒産危機を乗り越える過程で、私の得意分野であるデザインとシステム開発の部門を新設し、積極的に仕事を請けました。
数百社に利用されるプロダクトを開発し、広めてきた私にとっては、個社のWebサイト制作やシステム開発、マーケティングは慣れたもので、次第に単なる請負ではなく、経営者の右腕という立場でのブランディングや社内業務効率化までを任せていただける企業が増えました。
震災前より売上は減りましたが、利益がきちんと出せる会社に戻り、地元地域ではそこそこ名の知れる会社になりました。

倒産の危機を乗り越えた頃、会社を父に戻すことにし、
デザイン・システム開発部門を分社化させる形で、2013年7月1日、株式会社まちいろを起業しました。

さらに2015年10月1日、エイトレッド時代に苦楽を共にした開発リーダーで、私がエイトレッドを退職後にサイバーエージェントでゲーム開発をしていた工藤 真くんが取締役CTOとしてジョインしてくれました。

IT企業で技術を学び、社長として地域密着型の社会性ある事業経験をすることができ、そしてゲーム業界を経験した天才エンジニア工藤くんが合流した”まちいろ”。
なかなかできない経験、なかなか出会えない優秀かつビジョンを共有できるチームメンバー、この礎を活かして、まちいろでは、技術・人間性・社会性をバランスよく大切にしつつ、街中に最高のユーザー体験を増やすソーシャルグッドカンパニーを目指しています。

まちいろで実現したいことが3つあります。

1. 社会に役立つブランド、サービス、プロダクトを作り続けること
2. 人の個性を活かした夢のある働き方ができる会社にすること
3. 日本にそんな会社や地域が増えて、人間性・社会性を大切にした文化が根付くこと

クリエイター、そして技術者としての夢を追いつつ、社会に役立つ会社を目指したい。
でも、理想だけでビジネスは成り立たないし、世の中に認められるサービスを作ることも簡単ではありません。
簡単でないからこそ、新会社を作って、想いを共感できるメンバーと力を合わせながら、人生の使命として実現したかったことです。

チームとしてサービスを生み出す過程では、関わるメンバーの大きな苦労とその先の感動があります。そしてそのサービスが世の中に役立つことで関わったメンバーの自信と成長につながります。

まちいろが社会を良くする主人公となり、さらにその次の良いサービスを生みだす好循環が生まれる。

私たちはエイトレッド時代に生み出したプロダクトを超えるような新たなプロダクトを準備しています。
もちろん新製品を軌道に乗せることは難しいかもしれませんが、成功の確信を持ち、ワクワクしながら開発しています。

そのプロダクトを軌道に乗せる中で、私たちのノウハウを活かして、クライアント企業の発展にも貢献していきます。事業企画、ブランディング、デザイン、システム開発、サーバー、スタッフモチベーション、写真撮影、紙媒体etc。何をやるかよりも”なぜやるか”、コンセプトワークやチームビルディングに重きを置いて、よりクリエイティブに、より未来志向で、関わるクライアントの感動を増やしていければという気持ちで仕事しています。

売上志向ではなく、社会志向。情熱と最高のスキルと誠実な姿勢を大切にし、社会の課題をクリエイティブに解決していく文化を維持しながら、我がまちいろを成長させ、お客様や社会のお役に立てる会社づくりを全身全霊込めて邁進していきます。

株式会社まちいろ 代表取締役 蓮田 健一